子どもが寝ない!
ママになってはじめて、子どもが寝ないということが、これほどまでにイライラすることだとは思わなかった…
そう、子どもは寝ないんです。
子どもは自然に寝るなんて神話です。
そんな子どもがいたら、よっぽどネントレを徹底したか、偶然か。
もちろん、子どもにも個人差があるので、寝かせるのにそれほど苦労をしないなんていうこともあるのは事実。
でも、多くの日本のママは苦戦して、同じようにイライラしたり、悩んだり、時には泣いたりしているもの。
それほど寝かしつけ問題って、子育ての通り道のようなもの。
だからといって、そのまま諦めてしまうのはとてももったいない。
原因をしっかり見直せば、ちゃんと解決できる問題なんです。
寝ない我が子に悩んだからこそ分かること
私自信、長男を産んでから「寝かしつけ問題」にぶち当たったひとりでした。
夜中に何度も泣いて起きる息子のおかげで寝不足が続き、
寝かしつけるのにも1時間以上はかかることも多く、そのせいでイライラが募り時には小さな息子に怒りをぶつけたことも。
そんな状態は良くないと自分で気づき、
どうやったら寝られるのかと自分なりに勉強してみました。
試行錯誤をする中で、ようやく息子が朝まで眠れるようになり、
寝かしつけの時間も大幅に減らすことができました。
数ヶ月はかかりましたが、それでもいつまで続くかわからない悪夢の寝かしつけ地獄から脱出できたと思うと、
時間をかけてでも試行錯誤してよかったと思いました。
試行錯誤の結果から、子どもが寝ない、うまく眠れないという原因は実にさまざまです。
子どもが育つ環境、生活パターン、心理状況など個々で違うことは言うまでもありません。
ですが、今回そのさまざまな要因の中でも、自分なりに調べてみた結果
特に多くの人に当てはまり、なおかつ改善しやすい要因を3つに絞ってお伝えしていきます。
子どもが寝ない時に見直したい3つの要因
その1:「朝起きて、夜は寝る」ができているか
このタイトルをみてどうかスルーしないでいただきたい。
こんなあたり前のことを求めているんじゃない!そう思わないで欲しいのです。
実は、これができていない子どもは、大体夜は寝ないのです。
この「朝起きて、夜は寝る」という言葉は「生活リズム」とくくられることもあります。
でも「生活リズムを整えましょう」と言う言葉はとてもざっくりしているんです。
具体的にすると、次のような感じです。
・朝は7:00に起きます。
・夜は暗くなります。
・暗くなったら布団に入りましょう。
このことを親である私たちは、子どもに教えないといけないのです。
なぜ、こんなことを教えるのか。
それは、今慣れてる私たちの生活は「朝」と「夜」の区別がわかりにくいからです。
人間の体は、本来、朝になったら自然と目覚め、日が沈むと同時に眠くなってくるようにできています。
明るい朝と、暗い夜。そのサイクルに体がしっかり適応していたからです。
ところが、今の生活にはその明るい朝と暗い夜の区別がなく、
1日中明るく、刺激(テレビや音楽やパソコンなど)に満ち溢れた昼間の生活が続いている状態になっています。
その中に生まれた子どもたちは、夜を感じることが少ないため、自然と眠くなるという性質に欠けているのです。
だから、子どもに「朝」と「夜」を教えるのです。
・朝は7:00に起きます。
→カーテンを開けて朝日を浴びる。朝は起きる時間であることを教えていく。
・夜は暗くなります。
→できるだけ部屋の中を静かに、そして暗めにして、夜は暗くなることを体感させる。
→テレビや音楽なども消しましょう。
・暗くなったら布団に入りましょう。
→暗くなったらできれば21:00くらいまでには布団に入る習慣をつける。
→夜でも外が明るい環境があるため、できれば寝室は遮光カーテンを取り付けるとベスト!
これを毎日繰り返していくことで、子どもははじめて「自然と寝る」ができるようになるのです。
その2:昼寝はしっかりしているか
夜になかなか寝ない原因を色々考えて、昼寝をしているからだと考え、
昼寝をなしにしていたことがあります。
実はこれが大きな間違いでした。
年齢にもよりますが、幼児にとってみたら、2時間の昼寝を確保してあげるのが理想です。
まとまった昼寝をしっかり取らないと、
子どもが疲れてしまって夜の就寝で寝かせるのが逆に難しくなるという事態に陥るのです。
寝ることにも体力が必要です。
夜にしっかり眠るための体力維持がお昼寝というわけです。
ここでも、昼寝しない問題というのが勃発します。
昼寝こそ難しい。
ですが、先ほど「その1」でお伝えした習慣を身につけると、お昼寝もしやすくなります。
まず、朝7:00に起きてしっかり活動していると、3歳以下の子どもは自然と体力の限界がやってきます。
その結果それほど時間をかけずに寝てくれることも増えてくる。
また、昼寝をさせることが重要だと考えて意識すると
母親としても午前中の過ごし方が変わってきます。
午前中にいかに体力を使う遊びをさせるか。
疲れさせて、昼寝に持ち越す作戦です。
子どもの体力にも個人差があり、こだわりすぎる必要もありませんが、
ぜひ2時間きっちりとお昼寝をとるということを意識していきましょう。
そうすることで、夜しっかり眠れるという体質に変化していきます。
もちろん、お昼寝が多すぎるのは、これもまた夜寝ない原因になるので、注意しましょう。
その3:寝る前にテレビを観ていないか
子どもが寝ないと悩む方の生活の中で、最も早く辞めた方がいい習慣が、
寝る前にテレビを観ることです。
寝かしつけに悩むならば、まずは夜にテレビを観せることを中止しましょう。
黙って観ていないという状態でも、部屋の中でテレビがついているという状況は辞めた方がいいと思っています。
パソコンやタブレットも同様です。
家にいる間ずっとテレビがついていたり、家事をしている間、子どもにテレビを観ておとなしくしていてもらったりと、
今やテレビは家庭には欠かせない存在です。
朝、昼、夕方は特にそれでも問題ありません。
(テレビに関する問題は他にもあるようですが、ここでは触れません)
問題なのは、夜寝る前のテレビの習慣です。
その1で説明した通り、夜は眠る、つまり体を休めるという方向に持っていくサイクルを作らなければいけません。
テレビやパソコンから得られる情報は脳を刺激し、一種の興奮状態となります。
この刺激を浴びた後では、どんなに体が疲れていようと、脳は目覚めた状態にあるため、
すぐには眠ることが簡単にできなくなります。
よって、寝かせつけに時間がかかったり、寝たいのに眠れないというもどかしさから
ぐずぐずしてしまったりという状態に陥ります。
少なくとも、布団に入る1時間前にはテレビは消して過ごすように心かけましょう。
大人がテレビを観たいという場合も我慢です。
どうかテレビの録画機能を最大限に生かした生活をしていただくことをお勧めします。
習慣を見直せば必ず眠れるようになる
いかがだったでしょうか?
日頃の生活の中に、子どもが寝ない原因があったと気づくことが何より大事です。
今回取り上げた3つのことは、頑張ればすぐに改善できる習慣です。
どれも即効性があるわけではなく、続けていかなければ結果が出ません。
でも根気強く続けたら、必ず結果がついてきます。
なぜなら、子どもは本来、しっかり寝むれるという本能を持ち合わせているからです。
必ずできると親が一番信じて取り組むことが成功への近道です。
イライラする気持ち、十分に理解できます。
私もイライラを乗り越えてきたからです。
ですが、睡眠はとても大切。
そのために寝かしつけを試行錯誤することは決して無駄なことではありません。
今回お伝えした内容が少しでもお役に立てることを願っています。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。